メルテブルク

殺傷ブルース、オーデンセの鳥

透明

昨日吹き飛ばした 憂鬱を纏った言葉が
くるくると 寝ぼけた視界を舞う
ぼくはそれを見つめ 悲しみの跡を這うように
羽を追う 闇を抱き 今日を笑う

生まれた価値とか 誰かの真実の話
知ったようなことばかり 死ぬまで問い続けるつもりか

横にいた確かに 手を繋いだけれど
世界がぶつかり合って声を消した
その美しさに 透明が騒いだ
きみはきみに震えたい そう叫んだ

ずっと気にしていた いらないと思っていたものとか
嫌いで避けていたものにずっと
大切なものが見え隠れしていた
だからもうそれを嫌う理由はないんだろう

無責任だった 当然返事がなかった
記憶を知った意味さえ 死ぬまで問い続けるつもりか

軸足外しても 届きたい窓辺に
積み込まれた感覚に酔った夢
冷たくされるのも 生きている手触り
ぼくはぼくに震えたい そう叫んだ

読めない文字を知り 名前を付け合える
はじめてのはじめましてに出会っている
その美しさに 透明が騒いだ
きみはきみに震えたい そう叫んだ
ぼくはぼくに震えたい そう叫んだ