メルテブルク

殺傷ブルース、オーデンセの鳥

少年兵

気持ち良くて 楽しくて 退屈を知らず 憂鬱など相手にしない
エキサイティングな破裂音や爆発音が響き、乾いた空を盛り上げる
最近は、ニコチンや大麻では物足りない感じ 6歳の頃から当たり前に摂ってきたからだろうか

さあ、敵討ちに出るぞ 誰の? 何の? そんなの知ったことではない 考えたことも無い

少年兵たちは言う。
「可哀想かと思いますか? 少年兵なんていない国の人たちは。
人生観が偏っているなどというふうに思いますか? そう思われるのは自由なのですが、勝手に憐れみを持たれて手を差し伸べられても、あなたが、あなたたちがどうこうできることではないですし、それがぼくたちが望んでいないものである場合も大いにある。そもそも、ぼくたちは外部から何も乞ってなどいないのです。なあ、ルイス?」
「そうだね。それが物資ならまだしも、人生観を乞っている人間なんてまずいないでしょうね。だというのに......」
「うん。ですから、それで、もしぼくらが拒否したり碌に感謝もせずにあしらったりなどした場合、『野蛮だ!』などと言われる筋合いは無いですね。あなたたちが勝手に感謝を期待しているだけですから。
そもそもぼくたちは、政府に従って動いて生きているわけですから。さて、あなたたちの良い悪いの価値観でぼくたちの国の政府を動かせるでしょうか? って話になりますよ。まずは歴史を知るべきでしょうね」
「生き方について、何が良いか悪いかなんて考えたことなんて無い。でもぼくたちは悪いことをしているわけではないでしょう、善悪にしても。現に誰かを傷つけているわけではないんだし。ねえ、ロニー?」
「だな。ですよね、隊長?」
「ああ」