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「支援という名の暴力」を無くすために

ひきこもり

精神科医の斎藤環さん(斎藤環@pentaxxx)Twitterで、専門分野のひきこもりや、いじめなどの教育に関する問題について、ラディカルでかつ有用性の高い独自の見解を積極的に発信している。そしてそれは、それらの問題に関する議論を引き起こす事件が実際に起こった際に発せられる、ほぼリアルタイムでの直接的な提言であることが多い。

今回斎藤さんが問題視したのは、3月21日にビートたけしのTVタックルで放映された、「ワンステップスクール伊藤学校」による「ひきこもり支援現場」についてである。

斎藤さんはTwitterで、ほぼリアルタイムでその内容に対する批判や提言を連投した。その一連の流れは以下のTogetterにまとめられている。
togetter.com
端的にいえば、「ワンステップスクール伊藤学校」で行われている支援は暴力であるから許してはいけない、ということである。また、この手の業者に踏み込まれたときの対応策も紹介している。

それに加えて、斎藤さんは自身のFacebookで、「支援という名の暴力」をメディアから一掃するための協力を募った。
www.facebook.com

また、親の、「どうしても外へ出てほしい」、「自立してほしい」という切実な願いが、業者の恫喝や、皮肉を言い不安を掻き立てるというような言葉の暴力と合致してしまったら、当事者にとって救いの出口を見出すことは困難だろうと思う。現在ひきこもり当事者であるぼくは、まともなひきこもり支援があることを知ったいまでこそ安心できるが、少し前の自分だったら、意見の合致した親と業者から支援という名目で貶められるなどということがあった場合、精神的に追い詰められ、救いの出口を見出せず、状態が余計に悪化してしまったかもしれないと思うからである。だから、斎藤さんが「親が最初の支援者」というように、家族ぐるみで支援に関わっていくことが重要だと思う。 

ぼくは声を上げないではいられないような感情に駆動された。斎藤さんのFacebookの記事に書かれている「恩返し」は、ひきこもり当事者への救いの恩返しだと確信している。