蒼く灯る

夜明けに映る 夕陽が沈む
死者のような匂いを連れて来る
濡れる景色の 切れ端は蒼
音も立てずいつまで降り続くのか

頽れた時間 放置された喉
失っただけ壁を蹴りつけて
満たされるのは 腹の減り具合
規定されたハートを踏む術を

忘れたぼくは 今日レースの
最後尾で 一人逃げ出すから
蒼い切れ端 掴んで
引き寄せて 乾きを泳がせて
果ての見えない孤独へ

虹を恐れる 布団の中で
居場所をくれた枕の温もり
それは寂しさ 隠す特効薬
涙の辛さに目を覚まされて

響いた 鈍い耳鳴り
再生する 古びた傷は理由
壊れそうだ ああ ぼくは
泣き顔に 泥を塗られたまま
正しさを抱いて眠る

四季の繋ぎ目とか 何もかもを無くして
知った 容易く埋めることのできぬ寂しさ

泣きそうなほど険しい
表情で泳ぐしかない今
蒼く雨に縁取る
言葉を きみに読んで欲しい
きみに救われたい

涙と同じ蒼さに
正しく きみと続いていたい
濡れて輝く灯
その温度に ただ肯いて欲しい
蒼く灯るこの部屋で


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