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死か見せかけか

これからの自分の人生は、死か見せかけかだ。そして、見せかけは、生きるに値しない。

死を越えるものは無い。それなのに、生きている。

 

これは真実なのかどうなのか、言い切ることはできない。ともあれ、こう思惟したことが事実であるのは確かだ。

 

自分は今、書いている。ただ、書いている。『海辺のカフカ』の佐伯さんは、ただ、書いていた。書き終えた瞬間、死んだ。自分もそうなってしまうのだろうかと思った。佐伯さんは、仕事をしているときも、常に心がどこか別のところを向いている。そんなふうに生きる自分を容易に想像することができる。

 

いつまで続くのか。ずっと続くのなら、永くは生きていたくない。