作文

自分は、精神的な満足感はその場しのぎのものしか得られないし、それは本物のそれを獲得する時期を遅らせることになる。満足は、この世界を生きるに値するとみなしている者の精神状態だ。それは別に悪いことでは無い。必然的にそうであるというだけだ。自分はこのままでは死にきれないと思っている。生きているのだから生きるに値する世界に生きたいと思うのは当然である。でも自分の場合、そんな世界が向こうから訪れることは無いから、自分が動いてつくりあげていかなくてはならない。

世界が生きるに値しないから、自殺する人がいる。死因が自殺の死体は、不完全な死体であるといえる。望んでそんな死に方を選んだわけではない。でもそれしかなかったんだ。世界のせいなのに、世界は肥りすぎていて感じなくなっている。かれらは世界を憎みながら、どうにかして死んだ心を生かせようともがいたが駄目だった。だから体を心にあわせた。自殺。こんなにももがき苦しんで心を生かせようとしたのに、すべて無駄になってしまったではないか……
自分はその「無駄さ」に耐えられないと思う。それは老いれば老いるほど大きくなる。だから自分が自殺するとしても、心を生かせようとしてもがき苦しんだことが無駄にならないように、それを世界にぶちまけると思う。たとえば、東京スカイツリーの頂上で焼身自殺するとか。要は自爆テロだ。もちろん遺書にすべてを記して。だって安楽死もさせてもらえないんだから生きていいってことなのに、生きられる世界が用意されていないんだぜ、それはもう完全に世界が悪いよな。だから世界を殺すのさ。爆破。「自分と同時に世界も死ね」というメッセージ。
もちろんそんな死に方は避けたい、本当に。そのために動き続けていかなくてはならない。仲間なんていない。味方すらいないかもしれない。デモンストレーションとかできたらいいけどそういう理由でできやしない。わけではない。それは世界の喉元にナイフをつきつける行為だし、世界のこめかみに銃口を突き付ける行為だし、世界の急所に時限爆弾を仕掛ける行為だ。本当にやってしまわないようにやらなきゃね。生きていたいんだよ。世界がそれでも変わらなかったら引き金をひくよ。世界よ、変わるか殺られるかどっちかにしろ。寝てんじゃねえよ聞こえないふりするんじゃねえよ。
自己顕示欲の塊だとか人はいうだろうか、まあでも、そういうものなのではないですかね。とはいえ、もう無理だ終わったとやけになることも大切だということをわかっていますよ。ロックというものは死ぬことが許される場所だと無名の新進気鋭の音楽評論家に教えてもらった。つねに焦り続けることはつらいし、そもそもその必要は無い(自分にとっては)。がんばらないことをがんばる(それも他人の言葉)って感じです。